第73回「週刊モガ」伊豆大島へ
こんにちは。
日本モダンガール協會代表の
淺井カヨです。
東京都杉並区高円寺北の
「バー鳥渡」では、いつも氣になる寫眞
(月に2回掛け替へられてゐます)の
展示をされてゐるので、
よく良人の
郡修彦と出掛けてをります。
先週、時間がありましたのでいつもより早く
「バー鳥渡」へ出掛けましたら、
「河合紳一写真展 B U T T E R F L Y _ L A N D E D 」といふ
寫眞展(
平成29年4月15日(土)まで開催中)が
開催されてゐました。
その寫眞展に、「みなとや」と書かれた1枚の古い旅館の
モノクロ寫眞があり
「バー鳥渡」の店主に場所を尋ねると、
そこは
伊豆大島だといふことでした。
伊豆大島「みなとや」の寫眞に魅了され、直ぐに
寫眞の風景の中へ入つてみたいと思ひました。
小笠原諸島の父島と母島へは、船で
出掛けたことがありますが、
近場の伊豆大島へは未だ出掛けたことがなく
この機會に出掛けることに決めたのです。
今回はなるべく早く現地へ行く爲に、東京の調布飛行場から
新中央航空のプロペラ機で出掛けることにしました。
調布から伊豆大島までは、25分で到着します。
寫眞は、ニッカボッカーズ着用の
郡修彦です。
このニッカボッカーズは、7年前に仕立てたさうです。
帽子は以前に名古屋大須の
「fab chic」にて、新品を購入して
贈りました。
プロペラ機には初めて乘りました。
途中で、江ノ島や富士山がよく見へました。
↑調布飛行場にて、ニッカボッカーズ着用の
郡修彦です。
(伊豆大島では、島民の方から記念撮影を求められました。)
伊豆大島に到着したら、早速
波浮港の旧港屋旅館(現在は踊り子の里資料館)へ
まゐりました。
念願の「みなとや」で寫眞が撮れました。
中は資料館になつてをりました。
ボタンを押すと踊り子のマネキンが踊り出す部屋があるのですが、
音樂が終はつた後も人形が完全に止まらない所が良かつたです。
遠くに見へる海や
建物、植物の感じなど、繪になるなアと思つて
撮影しました。島内を散策中の一枚です。
宿は、
明治23年に建てられた古民家をリノベーションされた
「島京梵天」といふゲストハウスを見つけて、
予約して泊まりました。
中はとても清潔で、まさに「暮らすやうな旅」が出來る場所だと
思ひました。私たちが泊まつた後には
獨逸人の予約が入つてゐるといふことでした。
明治、大正、昭和初期が好きな方には
モチ論ですが、とても居心地が良い宿でしたので
どなた樣にもお薦めいたします。
波浮港名物のたい焼きと「港鮨」も美味です。
↓
「島京梵天」にて
↑私が座る前には、猫が座つてゐました。
↓いつもトランクで旅行してゐます。
短い旅でしたが、他にも温泉へ入つたり
「波浮の港」の歌碑を見たり
(想像で書かれた歌詞であることが現地で
よく分かりました。)、
旧甚の丸邸(必見です!)、
波浮港の展望台、灯台、
大島椿製油所
(賣店内に當時の照明などが殘つてゐました。)
高田製油所
(百年前の機械を使用してゐる所を見せて頂き感動しました。)
伊豆大島火山博物館
(日本が火山列島であることが改めてよく分かりました。)
伊豆大島郷土資料館
(生き人形のやうなマネキンがあり、モデルがいるさうです。
電気屋のアンコさんなど。)
御神火茶屋、もく星号航空慰霊碑、
など色々周りました。
ポラロイドを持つて出掛けましたが、カメラに入つてゐる
フィルムだけなので、この旅で撮影した寫眞はこの6枚だけです。
大島桜や椿の花が咲いてゐました。
また此処へ歸りたいと思へる場所でした。
淺井カヨ