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モダンガールと大正末期~昭和初期を ひたすら追ひ掛ける淺井カヨです。
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「週刊モガ」短篇

齒科醫院へ通ひたい、本當の理由

こんにちは。
日本モダンガール協會淺井カヨです。
大變、御無沙汰致して居ります。

毎日、「週刊モガ」が更新されてゐないか
見てゐると云ふ有難い電文が昨日屆きましたので
久し振りに「週刊モガ」を更新致します。
このまま、10月、11月の催事終了まで
サボタアジュしちやおうか知ら、とも思ひましたが
さうは問屋が下ろさないやうです。

然しながら、ぢつくり更新出來る
暇が有りませんので、短い御話を掲載したく存ぢます。

「尖閣諸島問題を週モガで調べようと思つたが、
まだ記事が更新されてゐない。」と云ふ
御意見も戴きました。有難うございます。

本年の敗戰記念日、例年通り靖國神社への參拜歸り、
陸軍航空隊戰友會での御言葉が耳の奧に殘つて居ります。

「今は日本と云ふ國を考へなきやならん。
亡國の民になるのはやめようや。」

外交問題、拉致問題、環境問題、政治、經濟、國益、等々
常に情報收集をして考へ、
現代日本と世界の状況、未來を見据ゑなければなりません。
その上で、今何が出來るのかを考へて、行動に移さなければ
單なる猿眞似か、大正好きの趣味人でおしまひです。
現代、未來に何の興味も持たず、
大正のみを追ひかけるのならば、それは
 私にとつては單なる逃避でしかなく、本當の意味で
大正を考へる行爲とは、對極であると考へて居ります。

餘談ですが、明治生まれにとつては大正生まれが、
「なんだ、大正生まれが!」と云ふことも稀に
あるらしい、と聞いて何だか面白かつたです。

あと五十年後位に、昭和生まれが

「なんだ、この平成生まれが!」と
言ふ事も有るのでせうか。

「酒飮まないなんてのは、藏が建ちますよ。」

と云ふのも印象的な一言でありました。
 

           ★

さて、御話は變はります。

最近、近所を歩いてゐると、突然
「プロマイドの人でせう。」と何度となく尋ねられるやうに
成つてしまひました。
(何の事だかわからない御方は、

西荻窪のアートギャラリー雜貨店
「ニヒル牛2」へ御出掛け下さい。)

帝都での古物市等々では、「自轉車の人」と呼ばれたり、
「若しかして、シマウマ水着を着てゐた人でせうか。」と
尋ねられることも多くなりまして、
最近一寸、自分で云ふのも大變烏滸がましい限りですが、
極地的にどうも有名になりつつあるみたいです。
あこがれの標的(まと)には遠く及びませんけれど、、、。

まア、そんな事があるのか知ら、と思ひつつ
先日は國會圖書館へ出掛けるべく、
國會議事堂の前を歩いて居りました。

すると背廣姿の紳士風の殿方が、
此方を凝視しながら
「わ、スゲエ。」と
擦れ違ひながら叫ばれる、と云ふ
憂き目に遭ひました。

 私も、まア一応女の端くれなので
顏を見るなり、「わ、スゲエ。」とはないでせう、
アンマリだワ、と思ひましたが
(女性の方々、そんな事に遭遇した事がありまして?)
そんな事で、ぜーつたいモガやめないもんね。
(と、急に馴れ馴れしい口調になる私であります。)

件の紳士風には、「週刊モガ」への話題提供を
ありがたうさん、と申しておきませう。

今度會つたら、蹴とばしちやへ!!
顏は全く、覺えて居りませんけれど!

馴染みの名曲喫茶ライオンへ訪れた際には、
店の前にゐた現代風のアベックが、
「店も凄いけど、入つて行く人も凄い。」と此方を
指差しながら、大聲で話して居りました。

相手が聞こえないとでも思つてゐるのでせうか。
恐らくカルチャアショックだつたのでせう。

イヤハヤ、お賑やかなことです。
このアベックには、私の大好きな言葉を御送り致します。


「君は君、我は我」


他人の聲はよく聞こえますが、私の聲はどうも
聞き取り辛いやうで、ご免なさいまし。

近所の古書店で、

「百閒の本は何處でせう。」と、尋ねましたら、

「うちは百均では有りません。」と、答へられました。

         

それでは、本日の本題に入りませう。
何しろ長い文章を書いてゐる暇が全くないと云ふのに
何故に前置きがこんなに長くなつてしまふのでせう。


某日、私の元に一通の御便りが屆きました。


「健康診斷ニヨリ無料齒科檢診ヲ受ケヨ。」と云ふ
案内であります。


この通知に喜び勇んで、私はある齒科醫院へ
黒電話のダイヤルを廻したのであります。


そして、驀地(まつしぐらに)齒科醫院へと向かひました。

そのとある齒科醫院とは此方です。

絶對に大正時代の建物に違ひない、と思ひつつ
何度となく前を通り掛り、いつかこの中に入つてみたいと
夢見て居りました。

そんな時に、區内の齒科醫院、何處へでも
出掛けて良し、と云ふ通知が來たのですから
嬉しゆうございました。

扉を開けて、蝶番や螺子などをぢつくり眺めて居りました。

「淺井さん。」と呼ばれたので、診察室へ入り、
横になると照明器具の上には、メダリオンが見えました。

モハヤ私の頭の中には、齒のことなどは何処にも無く、
この古い建築のことばかりが頭に浮かんでゐるのでした。

診斷が終はつて、待合室にて
舐めるやうに建物をみつめてゐた私でありました。
化粧室の窓枠なども觀察して參りました。

そして、齒科の受附孃より
健康診斷の話を伺つた後につかさず、

「ところで、この建物はいつの建物でせう。」と尋ねました。

齒科受附孃は、やや不思議さうな顏をして
かう答へました。

「・・・? 大正時代ですね。」

 淺井カヨ、心の聲。(「ヤッタ!!!」)

 齒科受附孃 「ところで、淺井さん、・・・蟲齒が有りますが
          當醫院へ通ひますか?」


淺井カヨ、再び心の叫び聲。 

(「ヤッタ!!!これで通へる!!!」)


と云ふわけで、遂に目出度く蟲齒が發見された私は
大正時代の齒科へ通へるやうになつたと云ふわけです。

(こんな理由で喜ぶ者は、他に居りますまい、、、。)

今囘は、おあとが宜しい樣で。

また近い内に更新いたしますので、宜しくお願ひ申し上げます。

今後とも「週刊モガ」を御ひゐきに、、、。 (おしまひ)

㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽99年

      日本モダンガール協會  淺井カヨ   

㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽㍽99年

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昭和初期の
モダンガールと、
同時代を追ひ掛けてゐます。

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